ニーズが合っていない就労条件

看護師の求人募集は、全国で常にたくさんあるのが現状です。
看護師として働きたいと思っている人はたくさんいますが、条件などが合わず働けていない人が多いのも現状です。
看護師不足が深刻ななか、求人が多くあり働く場所がたくさんある。
毎年、多くの新人看護師が生まれているのに、なぜ看護師不足に陥るのか、ふに落ちないですね。

看護師の不足は社会問題。
なんとかして看護師の離職を食い止めるとともに、看護師免許をもちながら何らかの理由があって働くことのできていない潜在看護師の復職をサポートしていく必要があるのです。こうした潜在看護師の多くは結婚や出産を機に職を離れています。看護師の仕事は日勤・夜勤の交替勤務であり、休日もカレンダー通りではなく不規則なため、家族との時間がとりにくいというのが理由のひとつです。また、小さな子供がいる看護師にとっては土日祝日や夜勤などの勤務の際、子供を預ける場所が確保できないという点も復職に踏み切れないひとつの理由となっています。

こうした理由もあり、求人募集は託児所つきの病院などが人気を集めています。
ますます深刻化する看護師不足への対策として24時間365日利用できる託児所を病院内に併設する病院も増えてきています。

都心はたくさんの人が住んでいますし、人が多い分、病院もたくさんあります。
大学附属の病院も多くありますし、赤十字病院のような中核病院もたくさんあるので、自分が看護師として働く目的や職場に求めるものに合わせて職場を選ぶことができます。キャリアやスキルを磨きたいのであれば大きな病院がいいでしょうし、プライベートを大切にしたいのであれば小さなクリニックを選ぶのもよい方法です。常勤看護師としてだけの勤務に限らず、パートやアルバイトとして働くという選択もできます。しかし、働きたい看護師さんのニーズにあっていないのです。だから働けない。人材不足はニーズにあっていないのひと言に尽きます。